とうつきの備忘録

地味OLの備忘録。ゆるミニマリストな暮らしと、ものづくりと節約。

「まず収納を捨てるべき」は正しいと思う

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お片付け・ミニマリスト界隈でよく聞く「物を減らしたいならまず収納用品を捨てましょう」という言葉。過去を振り返ると、言葉通りの体験がいくつもあります。

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「収納用品から捨てましょう」「収納用品は片付けの敵」…そんな言葉をよく目にします。一見すると過激な意見ですが、確かに私も「ええいこの棚を捨ててしまえ!何とかなるだろ!!」とぶん投げて、無事何とかなってきた体験は幾度もあります。

思い返せば結構大物の収納用品も捨ててきました。そんな体験談をいくつか挙げてみました。

 

 

処分した大物収納

1.天井収納

処分したのは大学生のとき。

実家の子供部屋に、天井に壁から張り出した収納棚がありました。

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イメージ図(遠近感ガタガタなのはご勘弁を・・・)

小学生の頃から、ぬいぐるみ、手芸工作の材料、卒業アルバム、定期テストの束、綺麗な箱や袋…なんでも詰め込んでいました。

ところが、東日本大震災と前後して「この構造、大地震がきても大丈夫なの?」と問題に。ちょうど収納棚の真下に寝ており、真夜中に地震がきたら…?と心配になりました。当時家全体の耐震性を見直して補強する工事も計画されていたので、この大きな収納棚も撤去してもらうことにしました。

 

そうすると問題になるのが棚の中身。これまで詰め込んでいたものをどうするか…取捨選択を繰り返すなかで、結果的にはほとんどの物を捨てました。

埃をかぶる一方のぬいぐるみや高得点のテスト、使う当てのないお菓子の缶。これらはいざ収納スペースがなくなると”じゃあ捨てるか…”と思えるものでした。”仕舞うところがあるから”取ってあっただけなんですね。そもそも椅子やベッドに乗り上げないと届かない場所に置いたものって、ほとんど使わないんですよ。

もちろん残したものもあります。それらは、別の収納場所を整理して生まれた場所にしまうことができました。例えば卒業アルバムや卒業証書は、別の部屋の押入れから幼稚園時代の工作を捨てて(取ってあることに驚いた…)作ったスペースへ。一部の小物は、もう読まない本を処分して本棚へ。

当初は「たくさん物がしまってあるから、部屋の床が物で溢れかえるだろうな…」と危惧していたのですが、最終的にはほとんどの物を捨て、捨てたくないものは別の場所を整理することで収納できました。

 

2.学習机の本棚・引出し

これも処分したのは大学生のとき。

小学2年生の時に買ってもらった学習机ですが、机の上には備え付けの本棚、机の下にはキャスター付きの3段引出しがありました。ずっと普通に使ってきたのですが、ふと「わざわざ机の上に本棚いる?」「こんなにたくさんの引出しいる?」と疑問に思いました。

他の本棚があるので、机の上に本棚はなくても良し。引出しもガラガラの状態で使っていたので、あと少し減らせば何とかなりそう。

1.の天井収納を無くしたときも何とかなったので、先に捨ててみよう!と収納場所を確保する前にノリで粗大ごみに出しました。

残った机本体の上には、しばらくは教科書や引出しの中身が積み上がりましたが、次第に処分されまたは各所へ収納されてきれいになりました。

 

3.本棚

これは社会人になってから。

胸くらいの高さの本棚兼飾り棚をふたつ持っていたのですが、ある時片方の本棚の裏面が真っ白にカビました。ひぇ…。我が家は通気性が悪く色んなものがカビるんです…。アルコールで拭いたり、日光に当てたりしても、しばらくすると片方だけカビる…。

5回目くらいに何かがぶちっときて、カビに気付いたその場ですべての本を出し、本棚を屋外に持って行きました。粗大ごみ決定です。

1.2.以上に突発的に処分したので、さすがにしばらくは本やプリントの山ができました。もうひとつの本棚を整理したり、当時持っていたカラーボックスに仕舞ったり、洋服ダンスの上にA4ファイルボックスを並べてみたり…。

でもやっぱり、1.2.よりは時間が掛かったものの、何とか手持ちの収納で収まりました。無きゃ無いでなんとかなるのです。

(2020.2.5追記)今では先述のカラーボックスもなくなり、洋服ダンスの上にはノートパソコンとお菓子、入浴剤が置いてあるくらいです。当時それなりに悩んで処分・収納したように思いますが、今となっては何を捨てたかも思い出せない。

 

缶、箱、ファイル…も検討すべき”収納”

ここまで大型収納に焦点を当ててまとめてきましたが、もちろん小さな収納用品も同様に「収納を捨てれば物が減る」と思います。

代表的なのはお菓子の缶・箱。「勿体ないし捨てられないな。何に使おうかな。」なんて考えて、対して必要なものは入っていないお菓子の箱たち。

かわいい箱は、その箱を持ち続けるために中身があるように思います。大切なのはその缶・箱を取っておくべきだと自分を納得させる理由で、中身が何であるかはあまり関係ないのです。いざその缶・箱を捨てる時には戸惑いなく中身を処分できますし、別の場所に収納しても全く問題ありません。それに気付いてから、私はたくさんの缶・箱を中身とともに処分しました。

「棚なんていきなり捨てられない」という方も、小さな缶や箱を処分することで「収納する場所が無くなれば物が少なくなる」ことを実感できるかもしれません。

 

おわりに:収納を捨てれば物が減る

「しまう場所があるから取っておいても大丈夫」…収納用品にはそう思わせる力があると思います。収納用品を処分すると「今ある場所に何とか収めなくては」という心理が働き、実は大していらなかったものを捨てられ、よりシビアな目線で持ち物をチェックできるようです。

これまで捨てたくないと考えていたものも、山となって目障りな場所にあると「ここにこうやってまで取って置きたいものか?」「いや邪魔だ、捨てよう」と思い直した経験が数多くあります。だから物が減るのでしょう。

大型収納はこうして手放せば一気にすっきりです。

ただし…小型収納、特にかわいい缶・箱は手持ちを処分した後も、プレゼント等でもらうことがあります。自分で購入する収納用品とは異なり、向こうからやってくるのが、ありがたいけど困ったところ。いつも「う~~~ん…」と思いながら処分したり、取っておいてしまったり…。

私にとって、収納用品を持ちすぎていないか?は日々見直しが必要そうです。

 

photo by ぱくたそ-フリー素材・無料写真ダウンロード

【更新履歴】

2020.2.5 加筆修正